ここだけグローバル?!

2025年03月29日

3月28日と29日、アメリカのテンプル大学ジャパンキャンパスの留学生と職員の方が篠山に来てくれました!

28日早朝に京都からバスで篠山入り。大書院の甲冑体験や能楽資料館、古陶館等を見学した後、ぼたん鍋の昼食。それから大山地区高倉の集落に18名の外国人がやってきました!
普段はとっても静かな集落なのですが、この日は別!夜の懇親会用に注文したお弁当を配達してくれた運転手の方も、到着したばかりの留学生の一団にびっくり!
「何か、ここだけグローバルですね!」😂

29日は朝からアクティビティ、黒豆の館で田舎バイキングの昼食、その後立杭に移動して陶芸体験とフリータイムを楽しみ、夕方またバスで京都へ帰って行かれるという、盛り沢山な内容でした。

篠山の中でもナゼに高倉???って思われる方もいらっしゃいますよね😆

そもそもの発端は4年前の2021年に遡ります。
今回来られた職員の一人(彼も外国人)が、研修で篠山に来られました。その時の印象がとっても良かったらしく(💖)、当時ガイドとして彼のグループを案内した私に4年ぶりに連絡が来ました。
後日談ですが、彼はその時「ダメ元」で連絡を取ってきたそうですが、私が「何か出来ると思うよ!」と引き受けたことで、今回の研修旅行が実現に至ったのだそうです。

研修旅行の趣旨は、「単なる観光ではなく、地元の住民との交流を通して日本の文化を知ること」だと聞いたので、ウチの集落で何か出来ないものかと話を持ち出した所、皆さん快く受け入れて下さったんです。感謝!🙏🥰

集落で色々と話し合う内に最終的に出来上がった案が、日本の文化である「障子貼り」をして、懇親会の後、集落内でホームステイをしよう!というものでした。

そこからは住民の皆さんが、公民館を片付け、障子を外したり(障子紙は当日破ってはがすために置いといて(笑))、懇親会用のお弁当の注文、障子紙やビンゴの景品や飲物とお菓子の買出し等、手分けをして忙しく準備して下さいました。
部屋はあるけど布団がないわ~という声が多かったため、布団はレンタルで対応しました。ウチは来客用ベッドがあるので14名分の布団セットが前日にウチに到着。それをホストファミリーの家庭が取りに来てくれました。

集落の皆さんもワクワクドキドキ🤗🤩
「英語しゃべられへんけど大丈夫やろか」「朝ごはん、何出したらええんやろ…」
いろんな思いがあったと思いますが、みんなでワイワイやってる内にすっかり打ち解けてすべてがうまくいったようでした。懇親会ではビンゴゲームで盛り上がり、高蔵寺の住職がデカンショ節をアカペラで披露して下さり、スマホの翻訳機能を使ったりしながらの会話も弾みました。

実際の交流が終わってみた後、皆さんの反応も「言葉がわからんでも何とかなるもんやな」「ああ、楽しかった!」ととってもポジティブ。29日の朝には地元の新聞社も取材に来られて、数日後には第一面を飾って下さいました!

ご縁がご縁をつなぎ、更なるご縁につながって、みんながハッピーだったのが嬉しかったです。
そして大学側でも「他のツアーも行ったけど、ここが最高!」「住民の皆さんがとても仲良くて、とっても良い!」「またぜひ来たい!」と絶賛の嵐でした🥰

学生の中には短期の留学生もおられ、まもなく日本を離れる人達もいるとか…。篠山での経験が日本での良い思い出として残ってくれたら何よりです。また会いましょう!

最後になりましたが、今回の事業に関わって下さったすべての皆様、本当にありがとうございました。無理難題を相談させて頂いたこともありましたが、このように無事に終えられたのも、篠山の皆さんの優しさと篠山愛があってこそだと思います。本当にお世話になりました!🙏💕