丹波篠山のひな祭り

2024年03月12日

この時期になると、丹波篠山の、特に城下町周辺で、ひな人形の展示があります。🎎
「え、ひな祭りって3月3日じゃなかったっけ?」
はい、確かに世間一般ではそうですよね。
ただ、丹波篠山では旧暦で行われるので、1ヶ月遅いひな祭りなのです。

コロナ前は市内のあちこちでひな人形を展示したり、それに関わるイベントも多数開催されていましたが、コロナ禍でそれらがどんどん減って、今では城下町周辺のみで行われているようです。

ご存じの通り、丹波篠山は歴史ある町。なのでひな人形も代々大切に保管されてきた歴史的にも価値があるものがたくさんあります。

私も知り合いと短時間ではありましたが、展示されたひな人形巡りやひな祭りにちなんだワークショップに参加してきました。
本当はもっと回ろうと思っていたのですが、河原町にある鳳凰会館でリースを作るワークショップがあると聞いてそこへ最初に行きました。鳳凰会館は、現在は公民館として活用されていますが、昔は銀行だったようです。1879年に建てられ、3つの銀行として変遷はありましたが…。

さて、リースは最初難しそうに思えたのですが、やり始めると楽しくてついついハマってしまいました。(笑)
数人の方が参加されていましたが、どれも皆それぞれに個性があって素敵なリースに仕上がっていました。
1時間ほどで出来上がるはずでしたが、ついつい一生懸命になって2時間近くお邪魔してしまい、残りのひな人形を巡るどころではなくなってしまいました><!

そこでもう1軒、西町にある陶々菴を訪ね、そこにある数々の貴重なひな人形の展示を見せて頂きました。
そしてお抹茶と「引千切(ひきちぎり)」という雛人形のための和菓子を頂きました。
ひな祭りの色である、緑とピンクのきれいなお菓子で、京都で食される習慣があるそうです。

私も関西出身ですが、そのようなお菓子は聞いたこともなく、初めて食べさせて頂きました。
なぜ「引千切」という名前が付いたのか、どういう意味があって、ひな祭りとどういう関連があるのか、検索してみると様々な説が出て来てどれが正しいのかわかりませんでした。
ご存じの方がおられたら教えて下さいね!

陶々菴には570年ほど前のひな人形や、珍しい御殿作りのもの、お内裏様とお雛様の位置が右と左で違うもの等、たくさん珍しいひな人形が展示されてあります。3月20日までの開催だそうですので、週末などに訪ねてみられてはどうでしょうか?
いろんな発見があって、とても楽しかったですよ。🎎