「甲冑を50領つくった男」
2023年11月04日
現在歴史美術館で開催中の「武の姿--その装いと美」のイベントとして開催されたワークショップ、「甲冑を50領つくった男」に参加してきました。
ご存じかも知れませんが、講師の時本照男氏は「趣味で」甲冑のレプリカを作っておられ、30年間で50領の甲冑を造られ市に多数寄贈して来られました。大書院に入るとずらりと並んだ甲冑の数々には、はっと息をのむほどの迫力があります。
趣味等と軽々しい気持ちでは扱えない、とても貴重な作品の数々です。
ローカルガイドとして大書院を訪れる際にも、何度もお客様に案内させて頂きましたし、甲冑体験をされた方も多いのではないでしょうか。外国人のお客様のハイライトでもあります。
ワークショップでは、時本さんの甲冑に対する熱い思いや制作されるまでのご苦労等も共有して頂きました。
制作に関わる細かな詳細や、職人技についてのお話を聞いた後、今までのガイドの内容をもっと吟味しなくてはと感じました。
「ご覧になるお客様に説明させて頂くとき、一番伝えてほしい点は何ですか?
という質問に対しての時本さんのお答えは、
「本物に出来るだけ忠実に作ってあること」
「作成時の苦労も伝えて頂けたら嬉しいですね!」
とのお答えが返ってきました。
その思い、しっかりと伝えさせて頂きますね!